浴室クリーニングを自分でするにしても業者に依頼をするにしても、知っておくと役に立つのが基礎知識です。
そんな浴室クリーニングをするときに使う道具や洗剤について解説します。
大掛かりな浴室クリーニングをしなくても済むような日ごろの掃除のやり方も詳しく紹介します。
目次
浴室クリーニングで準備するもの
浴室クリーニングをDIYする場合、それなりの道具と洗剤を用意しておく必要があります。
浴室クリーニングをするときに必要な洗剤を詳しく紹介します。
◇準備するもの
浴室クリーニングで準備するどうはたくさんあります。
代表的な道具としては、ゴム手袋・スポンジ・細いブラシ・床用ブラシ・風呂用洗剤・カビ取り剤があります。
また、カビ取り剤などの強い塩素系漂白剤を使う際は、マスク・保護メガネもあれば安心できます。
◇洗剤の選び方
浴室クリーニングで強い洗剤を頻繁に使っていると、浴槽やタイルなど素材そのものを傷めてしまう可能性があるので注意しましょう。
掃除をする際は、弱性洗剤から試して、どうしても落ちない場合に強い洗剤を使うようにしましょう。
基本は風呂用の中性洗剤を使うようにし、それで落ちなかった頑固なカビなどに塩素系漂白剤などを使うのがよいでしょう。
また、よく聞く重曹やクエン酸は、食品の添加物にも使用されているので比較的安心して使えます。
しかし、洗浄力はそこまでないので、溜まった汚れを一気に落とすのではなく、普段からこまめにお掃除をする際に向いているといえます。
◇基本の浴室クリーニング方法
壁や浴槽などをこする際のポイントとして、スタート場所を決めてから一周するように掃除を行うとやり残しがなくなります。
このとき、一定方向にこするようにするのがムラなくキレイにする秘訣です。
また、洗剤を汚れ部分に直接スプレーすると、洗剤が垂れて跡が残って汚くなる場合もあるので、水に濡らしたスポンジを使って、洗剤を含ませて下から上にしていくのがおすすめです。
なお、掃除の頻度として、浴槽や床、排水口などの汚れやすい箇所は毎日し、壁などは週1回にするなどメリハリをつけると負担が軽くなります。
汚れの原因と対処法
風呂の代表的な汚れの原因は、カビや水垢です。
こまめにお掃除しているつもりでも、すぐにカビや水垢がちらほら目立ってくるとがっかりしてしまいます。
ここでは、カビ・水垢の原因と取り方について詳しくご紹介します。
◇ピンク色のぬめり・カビ
一口にカビといっても、色や生える場所などによって種類がさまざまで、浴室に生えるカビの種類としては黒カビと赤カビがメインです。
お風呂場で見かけるピンク色のぬめりは、主に赤色酵母(ロドトルラ)と呼ばれる酵母の一種です。
カビは、「クロカワカビ」と呼ばれる黒いカビである場合がホロンドです。
浴室は、おうちの中でも高温多湿で、石けんカスや皮脂などの栄養分が豊富なカビの生えやすい場所です。
なお、このカビの胞子は定着→発芽→成長→胞子を飛ばす、といった過程で増殖します。
一度生えてしまったカビは、取り除きにくい場合も多いので、本来ならば、生やさないようにすることが大切です。
お風呂から上がる時にシャワーで石けんカス等の汚れを流し、よく乾燥させると予防になります。
生えてしまったカビを取るにはカビ取り剤が有効ですが、最初はお風呂用洗剤をつけてこすりましょう。
発生したばかりの黒カビの場合は、ほとんどの場合こちらで落ちます。
それでも落ちない場合はカビ取り剤を使いましょう。
◇水垢
カビと同じくらい厄介なのが、浴槽のフチ・壁などに見られる白いウロコのような水垢です。
主成分は、水道水に含まれている「カルシウム」「マグネシウム」「シリカ(ケイ素)」が含まれる化合物などです。
入浴時に飛び散った水滴をそのままにしておくと、水分は次第に蒸発しますが、水滴に含まれるミネラル成分はそのまま残って結晶化して水垢の原因となります。
カルシウム系やマグネシウム系由来の水垢は、酸に溶けやすいので、弱酸性の洗剤で落とせます。一方で、シリカは酸に強いので、研磨剤をつけて物理的にそぎ落とさなくてはなりません。
ただし鏡がコーティングされていると、こすることではがれてしまうので注意が必要です。
カビも水垢も、そのままにしておくと落とすのが難しくなってしまうので、汚れに気づいたら、早めにお掃除しましょう。
汚れを溜めない方法と日常的な掃除方法
浴室クリーニングをする前にできるだけ浴室をきれいに保っていれば、何もクリーニングまでする必要がありません。
日常的に心がけていればよい掃除方法を紹介します。
◇汚れを溜めない方法
普段からお風呂になるべく汚れを溜めない環境を作っておくと、お風呂掃除を少ない頻度でかつ短時間で済ませることができます。
また、清潔な状態のお風呂を利用するためにも普段からお風呂に汚れを溜めない工夫は必要不可欠です。
熱湯をかける
お風呂は利用後、そのままにしておくとカビが溜まります。
カビをなるべく溜めないようにするには、お風呂から上がる前に、熱湯を浴室の壁や床にかけるとカビが生えにくくなります。
カビは熱に弱いので熱湯をかけることで繁殖を始める前に死滅させることができます。
また同時に壁などに付着した石けんを洗い流すことができます。
水気を拭き取り、換気扇を回す
それでも完全にカビを取り除くことはできないので、利用後は必ず水気を拭き取ってから換気扇を回し、湿度を上げないようにしましょう。
換気扇は利用直後の短時間だけでなく、できるだけ長い時間回しておくとよりカビの繁殖を抑える効果が増します。
お風呂を清潔にするには、ある程度の時間をかけて風呂掃除をする日を設けることが必要です。
しかし、その時だけしてほかは何もしないでいると、掃除の日の時間的な負担が増えてしまいます。
なかなか時間が取れない方は特に日頃からできる簡単な掃除を習慣にすることが重要です。
ついでに洗う
簡単な風呂掃除は入浴中、または入浴後の一手間ですることができます。
まず、浴室の中に掃除用のブラシやスポンジを常備しておきましょう。
棚などに置くのではなく、フックなどに吊るして乾燥させておきます。
シャワーで身体を洗い終わったら、使用したボディーソープを使って、ついでに床や壁など気になるところを軽く掃除します。
こまめに掃除して汚れを溜めないようにする
特に排水口など長時間、放置しておくと水垢や黒カビが大量に発生して掃除が大変になる部分はこまめに行います。
入浴はほぼ毎日習慣的に行われることなので、この時間中に簡単な掃除を済ませてしまうと無駄な時間を取られません。
◇汚れが溜まりやすい原因
風呂場は何故、こんなに汚れが溜まりやすいのでしょうか?
それは、バスタブ以外はあまり洗わないことが原因です。
基本バスタブ以外はほとんど掃除をしません。
汚れが溜まっても仕方がないのではないでしょうか。
洗い場や壁はあまり触れないので汚れが気にならずにそのまま汚れがたまってしまうようです。
洗い場はカビ、外からのホコリ、水垢、石鹸カス、皮脂汚れなど、あらゆる汚れが集まりやすい割に、洗う頻度が少ないため汚れが溜まりやすいのです。
◇浴室クリーニングの頻度はどのくらい
ここまでの大規模な掃除はなかなかできないです。プロによると、頻度は一年程度に一度くらいは綺麗にしたほうがよいという事です。
エプロンを外すことや酸性洗剤を使用するなど、素人には難しいところもあるので、大掃除はプロに頼むのが良いかもしれません。
◇業者に依頼する
自宅で実践可能な掃除方法をご紹介しましたが、仕事や家事で忙しい一人暮らしや共働きだと、お風呂場の隅々まで掃除する時間を確保するのが難しいこともあります。
そんな方には、プロの業者に掃除を依頼するしか方法はありません。
汚れの種類や場所に合わせてプロが専用機材・洗剤を使い分け、カビや水垢等のしつこい汚れを徹底洗浄し、浴槽から壁・床・扉などをピカピカにします。
ふだん手の回らない天井、扉、シャワーヘッド等すみずみまで掃除してくれます。
現在は、ネット上で実施日時が予約できるサイトも多く利便性が高くなっています。
仕上がりに満足いただけない場合は、もう一度やり直しができる品質保証付きで、質の高さという点でも安心です。
プロに依頼するとこんなにきれいになる
プロの業者に依頼すると、それはピカピカに浴室クリーニングを行ってくれます。
例えばダスキンの浴室クリーニングの場合、浴室の天井のカビや浴槽ふたなどの入り組んだ部分の汚れ、小物の水垢など隅から隅までキレイにお掃除します。
汚れの種類や状態をしっかり確認し、浴槽や壁などそれぞれの材質に合わせて最適な薬剤と道具を使用します。
掃除時間は約90分~120分です。
プロならではなお手際の良さで短時間できれいにしてくれます。
◇プロに依頼する際の注意
費用
まず確認しておきたいのが費用です。
専門業者によって価格に差があるので、数社を比べるのも良いのではないでしょうか。
この時、併せて作業範囲も確認しておくと間違いがありません。
というのも、一口に風呂掃除といっても、どこまでの範囲をしてくれるかは専門業者によって異なるからです。
浴室内すべての箇所が作業範囲というわけではなく、換気扇の内部や鏡はオプションになっている場合もあるので、注意が必要です。
汚れはどこまで落とせる物と、プロならどんな汚れもピカピカにしてくれるというイメージがあるかもしれませんが、残念ながら落ちない汚れもあります。
その為、依頼の際に、完全に落ちる汚れなのか少し残る汚れなのかを作業前に確認しておくのをおすすめしておきます。
依頼の頻度
浴室クリーニングの4週間に1回依頼するのが理想的です。
定期的にしっかりと掃除してもらうことで、普段は強い洗剤を使わず優しい掃除ができます。
4週間に1回だとコスト面でちょっと高くなり予算オーバーという場合は、季節ごとや梅雨時期と年末などのペースで依頼されるのもおすすめです。
浴室クリーニングの基礎知識!これをやればOK!まとめ
浴室の汚れの原因や、汚れをどのようにして落とすのか、そして汚れをできるだけ溜めないようにするための毎日の掃除方法について詳しく紹介してきました。
浴室掃除をするときだけ気を付けていればいいのではありません。
毎日の入浴後のちょっとした気遣いが掃除の軽減委つながります。
浴室掃除とは何ぞやという事がわかったのではないでしょうか。
お電話すぐに対応いたします。